日本株銘柄紹介「ティーガイア 」
証券コード:3738
同社と大株主第2位の光通信株式会社で
過半数の株を取得しています
携帯販売代理店などを運営する企業です
ティーガイア は主に3つの事業で構成されております
・モバイル事業
携帯代理店の運営などを行っているティーガイアの主力の事業になります
ただ最近の携帯販売のオンライン化により、この事業は低迷しております
・ソリューション事業
法人向けに携帯電話の販売や通信サービスの提案、運営サポートを行っております
最近ではコロナ禍での法人向け通信サービスの売り上げが堅調です。また小学生向けICT教育システムを新規開始しており、今後の展開に注目です
・決済サービス事業
おもにQUOカードやモバイルで使えるQUOカードPayを運営しております
子会社に株式会社クオカードがあり、他の上場会社で株主優待でQUOカードの新設や拡充になると、業績が上向きます
売り上げは主力のモバイル事業では大幅な減少となっておりますが、純利益面では他の2事業と比較するとバランスよく利益の分散されております
営業利益は前年同期比で微減しているものの、純利益は微増となっております
モバイル事業はコロナ禍の影響は受けてないと説明していますが、売り上げが右肩下がりになっているのが気になるところです
株価はここ最近は2000円前後を推移しています
売り上げは年々右肩下がりではあるものの、営業利益・経常利益は比較的安定しております
当期純利益はほぼ右肩上がりに推移しており、
モバイル事業の低迷をソリューション事業と決済サービス事業でカバーしています
配当についても
2015/03期より、
非減配を続けております
2021/03期は前期と同じ
1株あたり年間75円の配当を予定です
(2021/03の権利では
1株あたり37.5円の配当を予定)
株主優待は
QUOカードです
3月末と9月末の年2回QUOカードがもらえます
100株以上300株未満で1000円分
300株以上で2000円分です
また9月末の権利で、1年以上の長期保有でQUOカードの額が+1000円になります
【個人的銘柄分析】
総合商社である住友商事は通信事業に強みがあるため、住友商事にとってティーガイアは強みになっていることは間違いないと思います
現在はモバイル事業の低迷により、売り上げは年々減少しています
一方
決済サービス事業であるQUOカードおよび電子決済のQUOカードPayは使える店が増加しつづけています。さらに株主優待でQUOカードを導入する銘柄も増加しているため、今後の事業の拡大が期待されます
ソリューション事業はテレワークの普及により、通信基盤の強化の流れが進んでおり、売り上げ・利益ともに堅調に推移していくことが予想されます
QUOカードは自社商品を優待にしていることと等しいため、廃止の可能性は低いと分析しています
(万が一QUOカード優待廃止となると、他社でも優待廃止ドミノが起こるでしょう)
この銘柄は個人的に応援しているだけでなく、
分析を進めていくうちに、「この会社なかなか面白いな」と考えるようになりました
※あくまで個人的な見解です
※投資は自己責任で行なっていただき、くれぐれも元本割れにはご注意ください